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タックスプランニング

 2010-07-26

 最近立て続けに移転価格に関するお話を聞く機会があった。個人的には移転価格とはその理論はそれほど難しいものではなく、いかに移転価格とみなされないようにするかのプランニングが難しいものであるという印象を持っている。つまり、私の中ではキーワードは「移転価格」ではなく「タックスプランニング」なのだ。そして「移転価格」は「タックスプランニング」に含まれるものといえる。

 企業が利益を上げていくためには売り上げを上げるか、コストを削減するか、この二つに尽きるし、またこの二つこそがなかなか大変なものである。売り上げを増やすといっても相応の努力が必要になってくる。コストを削減するにしても相応の努力が必要になってくる。これに対して、タックスプランニングがうまくできれば売り上げを増やすことなく、またコストを削減することなく利益を上げることができる。日系企業はコスト意識が強いところが多く、コスト削減という掛け声の下でかなりギリギリの運営を行っているところも少なくない。もちろんチリも積もれば山となるというように、細かいコストも積み上げていけばそれなりの金額になる。しかし、タックスプランニングという観点で見ると、知恵を絞ることでコスト削減を行うことなく納税を回避(脱税に当たらない節税)することができ、ちまちまとしたコスト削減よりもよっぽど大きな効果があげられる。タックスプランニングというと難しいが、このレベルまで行かなくとも、例えば日中間で言えば二重課税を回避するために外国税額控除の手続きをちゃんと行ったり、少なくなったとはいえ中国ならではの優遇政策を享受するための動きを行う(ex:ハイテク企業認定)というのがあるが、どうもこのあたりをわからずひたすら経費経費という人がいる。木を見て森を見ずというのはまさにこのことだろう。日本側で外国製額控除を行うためにはエビデンスが必要であり、これを中国現地法人に対して資料を要求しそうなものだが、一度として要求されたことのない会社もある。これはタックスプランニング以前の問題と言えるだろう。どうも日本の企業は税金を払うことが好きな傾向が多いようだが、もっともっと「タックス」というものに対する意識を上げて、このあたりを見直してみてもいいはずだ。

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プロフィール

呉 明憲 (meiken@jris.com.cn)

Author:呉 明憲 (meiken@jris.com.cn)
1992年3月 神戸大学経営学部卒業。
1992年4月 住友銀行(現三井住友銀行)入行。
2002年11月 三井住友銀行上海支店へ駐在。
2003年1月 キャストコンサルティング(上海)有限公司へ派遣。
2005年1月 日綜(上海)投資コンサルティング有限公司設立に伴い同社副総経理に就任。

住友銀行入行後、ほぼ一貫して法人業務畑を歩む。上海支店赴任後は中国ビジネスコンサルティングに特化し現在に至る。

日中経済貿易センターJCCNETコメンテーター

経歴と全く関係ないが週に一度のキックボクシングの練習は欠かせない。

主な執筆
「呉明憲コンサルタントのナレッジストリーム「(『bros』)
日綜(上海)投資コンサルティングニュースレター(JRIS NEWS、一問一答)
週刊エコノミスト2008年4月8日号(高齢化社会の到来で注目のシルバー産業)
週刊エコノミスト2008年8月5日号(ニート、パラサイト化する中国「80後」世代の生態)
週刊エコノミスト2008年11月4日特大号(ネット通販の商品を職場で受け取る中国人)

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