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中国の贅沢品消費の特徴

 2010-07-06
 欧米の成熟した贅沢品消費者と比べて10歳以上若い。年代により消費性向が異なる。1980-90年代生まれは、新しい価値観の元自分の個性の表現を捜し求め、ブランドを以って自己の個性と価値観を現す。また、分不相応な商品をする現象も見られる。これとは対照的に60-70年代生まれの世代は実用的なものを重視する傾向にあるという。

 これと関連する注目すべき点が中国人の面子だ。中国人は面子を重視する。女性がブランドバッグを買うのは自分のためではなく、他の人から、「そのブランドのカバン持ってるのね」といわれるためというのが目的となっているものもある。実はこれは結構重要なポイントであるといえる。例えば、あるピザ屋が上海に出展を計画しているとしよう。確かに上海のピザハットはいつもお客さんでいっぱいだ。だから自分たちのおいしいピザなら必ず受け入れられると考える。確かにその考えはわかるが、ここで先ほどのブランドバッグの例が役に立つ。ブランドバッグはもちろん実用性を重んじて買うわけだが、それ以上にそれを「持っていること自体」が大事になっている。ビザハットでいうと、ピザハットのピザがおいしいとかおいしくないとかではなくて、ピザハットで食事をしているという自分に「酔う」というのが重要なポイントなのだといえる。おいしいは必要条件だが絶対条件ではないのだ。ひょっとすると必定条件でないかもしれない。ブランド力がいかに重要かと思い知らされる例といえるだろう。上海というマーケットをなめてはいけない。なんとなく中国は日本より下だという見下した考え方を持つ人もいるが、上海はいまや世界中からき業が集まっている一大激戦区であることを忘れてはならない。
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プロフィール

呉 明憲 (meiken@jris.com.cn)

Author:呉 明憲 (meiken@jris.com.cn)
1992年3月 神戸大学経営学部卒業。
1992年4月 住友銀行(現三井住友銀行)入行。
2002年11月 三井住友銀行上海支店へ駐在。
2003年1月 キャストコンサルティング(上海)有限公司へ派遣。
2005年1月 日綜(上海)投資コンサルティング有限公司設立に伴い同社副総経理に就任。

住友銀行入行後、ほぼ一貫して法人業務畑を歩む。上海支店赴任後は中国ビジネスコンサルティングに特化し現在に至る。

日中経済貿易センターJCCNETコメンテーター

経歴と全く関係ないが週に一度のキックボクシングの練習は欠かせない。

主な執筆
「呉明憲コンサルタントのナレッジストリーム「(『bros』)
日綜(上海)投資コンサルティングニュースレター(JRIS NEWS、一問一答)
週刊エコノミスト2008年4月8日号(高齢化社会の到来で注目のシルバー産業)
週刊エコノミスト2008年8月5日号(ニート、パラサイト化する中国「80後」世代の生態)
週刊エコノミスト2008年11月4日特大号(ネット通販の商品を職場で受け取る中国人)

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