中国発の文化発信

 2009-10-20
  中国では《文化産業振興計画》なるものがあり、これに基づいて文化産業を活性化させようとしている。中国発の文化の発信というべきだろう。この流れの中で、上海聨合産権交易所、解放日報報業集団、上海精文投資公司が連合して投資設立した上海文化産権交易所が今年6月15日に正式に開業した。設立以来、既に成約したプロジェクトが25、成約金額が11億元に達している。プロジェクトは主にアニメ、出版等の分野だ。

  上海文化産権交易所は20余りの政府機構を訪れ4つの戦略合作以降協議を締結した。また、上海以外の地域を訪問する際にも現地の関連部門からかなりの関心を受けている。逆に上海以外の地域から上海文化産権交易所から吸収しようとしている地域もあり、深圳市からは30人余りの視察団が訪れている。上海文化産権交易所は新たな商業スキームを模索しており、現在はネットワーク及び通信業についても検討している。

 確かに中国のアニメや出版といった分野はソフトとして魅力が乏しいのは否めない。コピー行為も少なくない、というよりも多すぎるくらいだ。だからこそこのプロジェクトが立ち上がったのだろうが、滑り出しはまずまずのようだ。海外からも注目されているようであり、今後の動きが楽しみといえるだろう。

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プロフィール

呉 明憲 (meiken@jris.com.cn)

Author:呉 明憲 (meiken@jris.com.cn)
1992年3月 神戸大学経営学部卒業。
1992年4月 住友銀行(現三井住友銀行)入行。
2002年11月 三井住友銀行上海支店へ駐在。
2003年1月 キャストコンサルティング(上海)有限公司へ派遣。
2005年1月 日綜(上海)投資コンサルティング有限公司設立に伴い同社副総経理に就任。

住友銀行入行後、ほぼ一貫して法人業務畑を歩む。上海支店赴任後は中国ビジネスコンサルティングに特化し現在に至る。

日中経済貿易センターJCCNETコメンテーター
財団法人海外職業訓練協会(OVTA)国際アドバイザー

経歴と全く関係ないが週に一度のキックボクシングの練習は欠かせない。

主な執筆
「呉明憲コンサルタントのナレッジストリーム「(『bros』)
「中国税関実務AtoZ」(『The DailyNNA』(中国総合版))
「中国における企業再編」(『bizpresso』)
日綜(上海)投資コンサルティング会員向けニュースレター(JRIS NEWS、一問一答)
週刊エコノミスト2008年4月8日号(高齢化社会の到来で注目のシルバー産業)
週刊エコノミスト2008年8月5日号(ニート、パラサイト化する中国「80後」世代の生態)
週刊エコノミスト2008年11月4日特大号(ネット通販の商品を職場で受け取る中国人)

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