偽札

 2009-11-07
  中国で生活している人であればお札の受け渡しに当たり入念にお札をチェックされたことがない人はいないだろう。買い物のとき、タクシー代の支払いのときなんかがそうだ。これは要するに偽札をつかまされたくないことから生じる自己防衛の行動だ。

 今年1月以来、上海での偽札事件を190余り摘発し、容疑者を280人余りを逮捕、押収した偽札は1100万元余りに上った。上海で偽札が1000万元を越えたのは初めてのことだ。警察の分析によると、偽札は自動販売機に狙いをつけ始めているということだ。

  傾向として偽札が増えているようだ。なにせ中国では小額紙幣ですら偽札が流通しているからややこしい。

  人民元の自由化というものが最近ではしばしば話題になるが、どうも偽札が多いというのも自由化する上での障害らしい。一部で貿易代金の人民元決済が始まっているもおのの、それほど活用されていない。国際間決済で実際にお札を目の当たりにすることはないが、ひょっとするとこんなところが原因になっているのかもしれない。

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プロフィール

呉 明憲 (meiken@jris.com.cn)

Author:呉 明憲 (meiken@jris.com.cn)
1992年3月 神戸大学経営学部卒業。
1992年4月 住友銀行(現三井住友銀行)入行。
2002年11月 三井住友銀行上海支店へ駐在。
2003年1月 キャストコンサルティング(上海)有限公司へ派遣。
2005年1月 日綜(上海)投資コンサルティング有限公司設立に伴い同社副総経理に就任。

住友銀行入行後、ほぼ一貫して法人業務畑を歩む。上海支店赴任後は中国ビジネスコンサルティングに特化し現在に至る。

日中経済貿易センターJCCNETコメンテーター
財団法人海外職業訓練協会(OVTA)国際アドバイザー

経歴と全く関係ないが週に一度のキックボクシングの練習は欠かせない。

主な執筆
「呉明憲コンサルタントのナレッジストリーム「(『bros』)
「中国税関実務AtoZ」(『The DailyNNA』(中国総合版))
「中国における企業再編」(『bizpresso』)
日綜(上海)投資コンサルティング会員向けニュースレター(JRIS NEWS、一問一答)
週刊エコノミスト2008年4月8日号(高齢化社会の到来で注目のシルバー産業)
週刊エコノミスト2008年8月5日号(ニート、パラサイト化する中国「80後」世代の生態)
週刊エコノミスト2008年11月4日特大号(ネット通販の商品を職場で受け取る中国人)

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