家庭内暴力の駆け込み寺
近年来、サン西省の各級婦人連合が受理する家庭内暴力の訴えが増加基調にあり、暴力の程度もひどくなってきている。2007年には婦人連合が受理した家庭内暴力の訴えだけで195件あり、これは前年比36件増加している。そして、家庭内暴力により4名の婦女が死亡しており、障害が残ってしまった婦女が5名いる。ある婦女は長期にわたって家庭内暴力を受け、目には目を、歯には歯を、すなわち暴力に対して暴力で対抗し、犯罪を起こすに至った例もある。サン西省女子監獄の統計資料が示すところによると,同監獄では2005年以来、暴力に対して暴力で対抗した女性服役者が毎年20〜30%の割合で増加しているとのことである。そして、2007年には婚姻家庭の問題により引き起こされた暴力犯罪の女性服役者が171人に達し、そのうち暴力により夫を殺害した案件が95%以上にも達しているとのことである。まるで映画のようだ。以前アメリカ映画で「愛がこわれるとき」というのを見たことがある。ジュリア・ロバーツが主演した映画だ。この映画の結末はジュリア・ロバーツが扮する妻が夫を射殺してしまうというものであった。この駆け込み寺の話を聞いてこの映画のことを思い出した。どこの国でも昔は見られなかった家庭内暴力が時代の流れとともに増加しているような気がするし、実際に昔と比べて話題になる頻度が増えてきているように思う。先進国の仲間入りをしつつある中国も同じような動きをたどっていくのだろうか。
パソコントラブル
3日ぶりのセミナー
セミナーというものは自分の知っていることだけを話すのであればそれほど難しいことでもないのだが、より多くの内容をお伝えするためには自分がそれまで知らなかったようなことも含めるようにしなければならないと思うし、また毎回そのように務めている。そのためには色々と気づかなければならないし、色々と調べなければならないことも出てくる。セミナーに参加していただいた方にはより多くのことを持ち帰ってもらいたいというのは当然のことながら、実はセミナーを通じて自分の知識の幅を広げることもできるのではないかと思っている。このようなメリットもあるので、あまり頻繁にセミナーを開催するのも大変だが、これからも定期的にやっていきたいとあらためて思った。
韓国系企業の夜逃げ?
今年1月のある夜に、山東省煙台にある韓国系企業の10数名の韓国人管理者が清算手続きをなんら行っていないにもかかわらず突然韓国に戻り、現地の3000名の従業員、工場設備と債務が放ほうったらかしになっているという事件が起こった。1月の中旬には韓国メディアもこの「夜逃げ事件」について報道している。
実際のところ、韓国系企業の「夜逃げ」は決して新しい問題ではないようで、多くの違法撤退企業(なんら手続きをとらずに撤退する企業をこのように表現する、以下同じ)は「夜逃げ」という方法をとっているそうだ。特に青島や広州といった韓国系企業が相対的に集中している地域ではこのような現象が比較的目立つらしい。韓国輸出入銀行が2月に発表した《青島地区投資企業の違法撤退の現状》でもその旨指摘がなされており、2000年から2007年の間において、合計で8344社の韓国系企業が青島で投資しているが、そのうちの2.5%の企業(206社)が既に違法に撤退しているそうだ。
また、統計によると、2000年から2002年の間は、青島には企業の「夜逃げ」という現象は見られなかったものの、2003年に初めて21社が夜逃げするという現象がおき、その後毎年増加しているそうである。そして、2007年は特にひどく、違法撤退した企業は87社に達し、撤退企業総数の42.2%を占めるに至っているというものだ。
業種で見たところ、工芸品(アクセサリー)生産(63社、30.5%)、裁縫(16%)及び皮革(13.6%)等の伝統的な労働集約型企業が多いとのこと。
撤退の方法はともかく、業種は労働集約型企業が多いとのことであり、加工貿易政策の変更に伴いこのような業種が中国でやっていくのが難しくなってきたということの証といえるだろう。
久しぶりのセミナー

思えば初めて講師を勤めさせていただいたセミナーではがちがちに緊張し、これがあれば緊張しないといわれてパワーストーンを購入し、それをセミナーの公演中に握っていたりするくらいおぼこかったのが、今となってはすっかり慣れてきた。パワーストーンなど関係なく単なる慣れの問題だったのだろう。100名もの方が中国業務に携わっているわけではもちろんないので、当初から基本的なやわらかい内容というリクエストをいただいていた。資料を作成したところちょっと内容が難しいのではないかと指摘を受けたのだが、それは実際の話でカバーできる旨をお伝えして当日を迎えた。
やわらかい内容というリクエストがあったため、要所要所で冗談を交えたりしたのだが、この反応がすこぶるよく、話している自分としてもかなりノッてきた。関西人の面目躍如である。手前味噌な言い方だが、講師と参加者が一体となることができた、一体感ができたのではないかと思う。ライブハウスで歌う歌手はこんな気持ちになるのだろうと思ったりもした。
難しいテーマでのセミナーもいいが、こういうセミナーももう一度やってみたいものだ。
